こんばんはカタルです。
2022/8/30(火)から開催されている、今年最後の4大大会、USオープンも4回戦が終了し、ベスト8が出そろいました。
白熱した4回戦の中でも特に注目だったのが、前回チャンピオンでもある第1シード、ダニル・メドベージェフ 選手(世界ランク1位)と、第23シード、ニック・キリオス 選手(世界ランク25位)との対戦でした。
この、第23シードの キリオス 選手は、6/20(月)から開催されていた、ウィンブルドンで4大大会で自身初めての 準優勝 に輝き、その後に開催された ワシントン・オープン(ATP500)では 優勝 、カナディアン・オープン(ATP1000)では、準決勝で敗れたものの、2回戦で当たった第1シードの メドベージェフ 選手を、一度打ち破っています!
今一番乗りに乗っている キリオス 選手と、連覇を狙う メドベージェフ 選手の闘いは、何かが起こりそうな予感を感じさせました…
『 悪童 』と言われた男…
今回注目の ニック・キリオス 選手は、2013年の オーストラリアオープンジュニア で 優勝 し、プロ転向したオーストラリア国籍の選手です。
193㎝と言う体格から繰り出される豪快なサーブやフォアハンドに加え、繊細なタッチから繰り出されるショットやゲーム性のあるプレーに魅了されているファンも多く、若い頃から将来を嘱望されていた選手です!
しかし、そんな誰もが認める才能あふれるプレーの反面、素行の悪さが目に付く選手でもあります!
時には、審判に暴言を吐き罰金を科せられたり、対戦相手とトラブルを起こすことも度々…
プレー中にキレて観客にボールを打ち込んだり、ラケットを投げつけたことも有ります…
途中でやる気を無くし無気力な試合をしたことも数えきれず…
試合後の記者会見ではビールを飲み干したり、寿司をフォークで食べながらなんてことも…
この素行の悪さから、契約が打ち切られたり、オーストラリアテニス協会との関係悪化など…
『 悪童 』と言われても仕方がないと思える、メンタリティーと人間性に問題が有る選手と言えます…
時折見せる信念…
そんな キリオス 選手が時折見せる行動や発言には、信念を感じさせることが有ります。
2020年のオーストラリアオープン開催時のオーストラリアでは、広範囲に及ぶ山火事が起きており、第23シードとして出場した キリオス 選手が、大会でサービスエース1本に付き205ドルを寄付すると言う支援を行ったことが話題になりました。
2022年には、オーストラリアオープンに出場予定だった、当時世界ランク1位の ノバク・ジョコビッチ 選手が、オーストラリアから入国拒否(コロナワクチン未接種により)されたことに対して、それまで不仲とされていた ジョコビッチ 選手を擁護する発言をしています。
『 悪童 』と言われながらも、周りの意見に流されず、自分の意見を持った発言や行動を取る キリオス 選手、これが根強いファンが多い理由の一つかもしれません。
No.1との関係が生む化学反応…
2022年…
キリオス 選手に大きな変化を与える出来事が起こっていました!
常に不仲が噂され、 キリオス 選手本人も毛嫌いするそぶりを見せていた ジョコビッチ 選手との関係が…
オーストラリアオープンでの一件で徐々に緩和され…
ウィンブルドン前には2人で練習を行い、記者会見では「間違いなく親密な関係になりつつある」と キリオス 選手本人がコメントするほどの関係になっていました。
「決勝で会えたら良いね」
ジョコビッチ 選手が、大会初日にかけた キリオス 選手への言葉が現実となり…
2022年のウィンブルドン決勝は…
ノバク・ジョコビッチ 選手 vs ニック・キリオス 選手と言う対戦カードになりました!
結果は、セットカウント3-1で ジョコビッチ 選手の優勝となりましたが、最後まで素晴らしいプレーを見せてくれた キリオス 選手の姿は、これまで見たことが無いものに感じました!
そして…
その後に行われたお互いのスピーチがとても素晴らしかったのです!
お互いを称えあいながらのコメントの数々は、感動を覚えました!
その中で明かした「勝った方がディナーをおごる」と言う約束は、その後果たされたかは分かりませんが、現チャンピオンである ジョコビッチ 選手との関係や、ウィンブルドン決勝で戦い抜いたと言う経験は、 キリオス 選手の人生観を変えたかもしれません…
昔、 ジョコビッチ 選手が、もし自分がコーチだったら教えたい選手は?
と言う質問に対して…
「 ニック・キリオス だね!」
と答えたことが有ります!
もし キリオス 選手が ジョコビッチ 選手との関係を深め、現チャンピオンの思考や取り組みを共感できたとしたら…
面白い化学反応が起こるかも!
そう思わせてくれた出来事でした!
何かが変わったと思わせる集中力と躍動感!
今年の USオープン は、優勝候補筆頭の ノバク・ジョコビッチ 選手が、オーストラリアオープン と同様に、コロナワクチン未接種のため出場出来ませんでした…
そんな中、順調に勝ち上がる ニック・キリオス 選手!
とても集中したプレーでベスト16まで勝ち上がり…
迎えた4回戦での ダニル・メドベージェフ 選手との対決は…
7‐6(13-11) 3-6 6-3 6-2
で ニック・キリオス 選手の勝利となりました!
現世界ランク1位の ダニル・メドベージェフ 選手を最後まで圧倒したプレーは、これまでに無い集中力と躍動感を感じさせられました!
まとめ
これまで『 悪童 』と呼ばれ続けていた キリオス 選手ですが…
今大会では、ここまで目立った素行の悪さも見せておらず、素晴らしいプレーを続けているように感じます!
これまでと違う姿を見せてくれている キリオス 選手が…
人として成長し、このまま独創的でユーモアの有る、魅力的な選手へと成長して行って欲しいと心から思うカタルでした。
《『 悪童 』と言われた男、ニック・キリオスが見せた変化… part ② 》
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